自転車需要の傾向

 

 

 私の子供時代に比べ、ここ近年は自転車の種類・色・形も増え、お洒落さと快適性を備わったものとなっています。一般車では電動自転車の需要が非常に高くなっており、中学校や高等学校のPTAが推奨するほどになっています。スポーツバイクでは、マウンテンバイクとロードバイクの間とも言える、クロスバイクの需要が高く、最近では徐々にロードバイクの需要も上がっております。尚、定年退職された方が、車を控えて電動自転車に乗り換える、あるいは、自分のための時間を作ることができるようになり、趣味でサイクリングをする為にスポーツバイクを購入されるなど、この様なユーザーの方も非常に増えてきております。これらの需要が高くなっているその背景には、先の見えない原油価格の不安、環境問題の配慮、健康志向等の理由があります。

 

 国内でも、様々な自転車のサイクルイベントが増えた事や、自転車チェーン店を目にすることを多くなった事が、自転車が更に便利になり、生活の一部以上のものとなっているために需要が増えた証拠ではないのでしょうか。大手運送会社や弁当販売チェーン店でも電動自転車での配達を行い、環境問題を緩和する努力と、会社の経費削減を考え採用されているようです。

 

 レンタルサイクルは国内観光地ではよく見かけますが、近年では都市部でも広まっており、東京・フランス・パリ、最近ではイギリス・ロンドンなどの都市部でもレンタルサイクルを始めています。これは、交通渋滞の緩和や放置自転車の撲滅、排気ガス発生対策により採用されているようですが、日本の都市部では、土地不足による駐輪場の問題を抱えております。駐輪できない自転車の行き着く先は、歩道での路上駐輪や駅前の駐輪禁止場所などに増加しており、このような放置自転車を撤去されている場面も、しばし目にします。

 

 中東の国、アラブ首長国連邦のドバイでは、日本の自転車が非常に重宝されている事は、ご存知でしょうか??日本の自転車は耐久性に優れ、壊れにくいことで高い支持を得ており、中でもループ型のママチャリは非常に人気です。その理由としては、ドバイの男性はカンドーラ(ワンピース状のすっぽりとした民族衣装)を着装されているため、ママチャリは跨ぎ易い形であり、それが需要を高めている要因になっています。

 日本からドバイに輸出される自転車の殆どは中古車で、自転車店から出た廃棄自転車や、持ち主が不明である放置自転車などがその正体です。1台2000円弱で取引を行い、4000円程度で販売されます。

 日本で不要になった自転車がその後ドバイだけでなく、世界の国々で活躍されていることは、私たち日本人の物作りに対する誇りを感じるところではあります。しかし、修理を行えばまだまだ乗れる自転車もありますので、定期的にしっかりとメンテナンスを行っていただき、初めて買った時の愛着感を思い出して末長く大切に乗って欲しいと願っております。

 

 

 これからの日本の自転車事情の見通しは、増税問題・生産国の人件費の高騰・原材料や鉱物価格の高騰により、自転車・部品パーツの価格も上昇すると考えております。ご家庭の出費を少しでも削減するためには、老若男女を問わずパンク修理の技術や自転車の簡単な点検の技術を最低限身につけておいても良いのかもしれません。

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